動脈硬化とは、血管にコレステロールなどがたまり、狭窄(血管が狭くなる)や閉塞(血管が詰まる)が起こる状態をいいます。
動脈がひどく傷んでくるのは40代からといわれます。動脈硬化は、喫煙や生活習慣病である糖尿病や高血圧、高脂血症により、いつも血管に負担がかかる状態であると、さらに起こりやすくなります。
動脈硬化が起こると、その血管の先の臓器に障害が起こります。
例えば、心臓に栄養や酸素を送る血管である冠動脈に動脈硬化が起これば「狭心症」や「心筋梗塞」、脳に栄養や酸素を送る血管である頸動脈や脳動脈に動脈硬化が起これば「脳梗塞」、足先に栄養や酸素を送る血管に動脈硬化が起これば「閉塞性動脈硬化症」といった病気の原因となります。
動脈硬化が進むのを防ぐ生活習慣の改善は、血中脂質を下げるだけでなく、動脈硬化を促進するほかの要素、喫煙、高血圧、耐糖能異常、肥満なども改善できるよう生活を改善します。
具体的には、1.禁煙 2.食生活のコントロール 3.適正体重の維持 4.運動量の増加です。
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年度版より
高LDLコレステロール血症 (悪玉) |
LDLコレステロール ≧140mg/dl |
---|---|
高LDLコレステロール血症 (善玉) |
HDLコレステロール <40mg/dl |
高トリグリセライド血症 (中性脂肪) |
トリグリセライド≧150mg/dl |
この診断基準は、薬物療法の開始基準を表記しているものではありません。
薬物療法の適用に関しては、他の危険因子も勘案して決定されるため、この値であるからといって、すぐに薬を飲み始めなければならないという事ではありません。
色々な危険因子(動脈硬化を引き起こす要因)もよく考え、照らし合わせて治療方針を決定します。
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年度版より
治療方針の原則 | 脂質管理目標値 (mg/dl) |
||||
---|---|---|---|---|---|
LDL-C以外の 主要危険因子※ |
LDL-C | HDL-C | TG | ||
1次予防まず生活習慣の改善を行った後、薬物治療の適応を考慮する。 | 1 (低リスク群) |
0 | <160 | ≧40 | <150 |
2 (中リスク群) |
1~2 | <140 | |||
3 (高リスク群) |
3以上 | <120 | |||
2次予防生活習慣の改善とともに薬物治療を考慮する。 | 冠動脈疾患の 既往 |
<100 |
脂質管理と同時に、他の危険因子(喫煙、高血圧や糖尿病の治療など)を是正する必要があります。
検査結果の数値だけを見て、安心したり、不安になったりせずに、色々な要因を総合的に診て、判断する事が必要ですので医師と相談しましょう。
あなたの血管は元気ですか?
動脈硬化を悪化させる危険因子として、次の項目があげられます。最近の健康診断などの検査値を見ながら、あなたの血管がどのくらい元気かチェックしてみましょう。
いくつ当てはまりましたか?
当てはまる数が多いほど動脈硬化を悪化する危険度が高いといえます。
禁煙や、生活習慣の改善を心がけ、
医師の診断を受けましょう。
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